こんばんは、わだやんです。
本日は、昨日のつづきで【うさみんに実際起こったこと】について書いています。
昨日のブログを読んでいない方は、
NICUのお話。ブログその4(実際に起こったこと)からどうぞ。
眼の検査(未熟児網膜症)
早産児に多いのが、未熟児網膜症だそうです。
目の網膜の血管がまだ発育する前に生まれたために、さまざまな刺激を受けて血管が異常に生えてしまう病気です。
網膜剥離などをおこす原因になるので、定期的に眼の検査をおこなって、血管の生え方をチェックしてもらいます。
異常に生えてきている場合は、レーザー治療を行う必要があります。
NICUでは、光による刺激を少なくするために、蛍光灯の数を減らして部屋全体を薄暗くしていたり、
うさみんの保育器の上には、しばらくの間、布をかぶせてもらっていました。
眼の検査は、生後2ヶ月頃から始まりました。
はじめは、2週間に1回くらいのペースでしたが、徐々に増えていきました。
この検査が、なかなか大変なようで。。
私は見ていないので詳しいことは分かりませんが、検査中は泣き声がやまず(泣き声が聞こえるようになったのは、だいぶ後になってからのことですが)、終わると目のまわりを真っ赤に腫らしてぐったりした様子で帰ってきます。
担当の看護師さんでさえ、初めてこの検査を見た時は倒れてしまったと言うくらい、痛そうな検査だそうです。
どの看護師さんも「お母さんは見ない方がいい」と言っていました。
眼の検査に関しては、退院後も続きました。
うさみんの場合は、異常な血管がはえるというよりも、血管が伸びるのが遅かったようです。
生後8ヶ月経った頃に、眼の検査は無事に卒業。
心配していた未熟児網膜症は発症しませんでした。
生後3か月までは予断を許さない状況
この他にも、何らかの原因で炎症反応の値が急激に増えて、
抗生物質の点滴をしてもらったり、ちょこちょこと体の不調はありました。
貧血になって、輸血をしてもらったことも何度かあります。
呼吸が安定するまでの数ヶ月はしょっちゅう血中酸素濃度が下がってアラームを鳴らしていたし、
無呼吸発作を起こすこともあったし、心配はつきませんでした。
小さく生まれた赤ちゃんは、ちょっとしたことで体調を崩しやすく、
そこからガタガタと崩れ落ちるように状態が悪化して、最悪の状況に陥ってしまう、ということがわりとあるらしいです。
なので生後しばらくは、先生や看護師さんもかなり慎重に体の状態を診てくれていました。
R先生に、
「命にかかわる壁はなんとか乗り越えられたと思います」
と言って頂いたのが、生後3か月以上経ってからでした。
おわりに
うさみんは奇跡的に手術を受けることなく、様々な壁を乗り越えてくれました。
退院直前にR先生と話をしたときに、
「23週で生まれて、ここまで良い状態で退院できる子はなかなかいないですよ」と言ってもらえました。
本当に本当に有難いことです。
ですが、退院後も眼の検査は続いたし、お薬もつい最近まで飲んでいたし、いまも毎日浣腸をかけないと自力で便を出すことが出来ません。
発達・発育も正産期で生まれた赤ちゃんとはまるで違います。
小さく生まれた赤ちゃんは、NICUから退院できたらそれでオッケーという訳にはいかないのです。
ここらへんのことは、また今後書いていきたいと思っています。
長くなってしまいましたが最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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