こんばんは、わだやんです。
小さく生まれたうさみん(娘)について、過去を振り返りながら書いています。
本日は、産後すぐに主治医から説明のあった「小さく生まれた赤ちゃんに起こりうること」をまとめました。
はじめての方へ
・出産までのエピソードは、「超低出生体重児を生みました。プロローグ」からどうぞ。(プロローグと、ブログその1~9まであります)
・産後のエピソードは、「産後のお話。ブログその1」からどうぞ。(1~6まであります)
起こりうることや、その対処法について
頭に関すること
【脳内出血】…血管が未熟なので血圧の変動や刺激で脳内出血を起こすことがある。
【脳室周囲白質軟化症】…脳にうまく血液が流れず、脳梗塞のような症状になること。
手足が動きづらくなり、リハビリが必要になる場合がある。
目に関すること
【未熟児網膜症】…目の網膜の血管がまだ発育する前に生まれたために、さまざまな刺激を受けて血管が異常に増えてしまうこと。
網膜剥離などを起こす原因になる。
異常な血管が生えてきている場合は、レーザー治療を行うことがある。
耳に関すること
難聴になることがある。退院前に聴力検査をして、必要があれば補聴器をつけることもある。
心臓に関すること
【動脈管開存症】…動脈管とは、お腹の中にいた時に必要だった血管のこと。
出生後は不必要になるので通常は自然に閉鎖するが、これが開存したままの状態のことを動脈管開存症という。
心不全、呼吸不全を起こすことがあるため、インドメタシンという薬を使用して閉鎖する。薬で閉鎖しない場合は、手術によって物理的に閉じる必要がある。
肺に関すること
【呼吸窮迫症候群】…34週頃以下で生まれると肺を広げるサーファクタントという物質を自分でつくることが出来ない。そのため、肺が広がらずに呼吸困難になってしまう。
32週未満で出生した早産児に多発する病気で、早産児の代表的な肺の病気である。
治療法としては、口からチューブを入れて人工呼吸管理をして、そこから人工的に作られたサーファクタントを投与する。
生後1ヶ月が過ぎても酸素が必要である慢性肺疾患という症状を起こすこともあり、退院後も酸素が必要な場合もある。
腸に関すること
【消化管穿孔】…腸管も未熟なため、人工乳で腸管が破れてしまうことがある。その場合、入院中の別のお母さんから母乳をわけてもらい、与えることがある。
【胎便性腹膜炎】…胎内にいた時の便が出ず、起きることがある。
腸管穿孔、胎便性腹膜炎などになった場合は、緊急で手術が必要な場合がある。
その他(主な治療法)
【未熟児貧血】…鉄剤の内服。また腎臓で血液を作り出すのを補助する注射を行ったり、場合によっては輸血を行う。
【くる病】…ビタミンDの内服をして、骨が折れやすくならないようにする。
【一過性甲状腺機能低下症】…ホルモン剤を内服する。甲状腺からのホルモン分泌が一時的に低下することがあり、便秘や活気不良などの症状があらわれるのを防ぐ。
私たちが説明を受けたのは、以上になりますが、
これはほんの一部に過ぎません。
小さく生まれた赤ちゃんは、このようなことと戦いながら保育器の中で頑張っています。
うさみんに実際に起こったとこに関しては別の記事にまとめています。
ではでは。
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