こんばんは、わだやんです。
我が家の長女うさみんが生まれるまでのことを書いています。
前回の「超出生体重児を生みました。ブログその7」では、
MFICUで看護師さんにお世話になったことを中心に書きました。
本日は、いよいよ出産のお話。
プロローグをまだ読んでいない方は、
超低出生体重児を生みました。プロローグからどうぞ。
ついに陣痛がきた
分娩室へ
![妊婦さん](https://wadayan.com/wp-content/uploads/2020/12/healing-4054923_1280-300x200.jpg)
張り止めの点滴の量を減らしてもらったおかげで、私の体はだいぶラクになっていました。
ここの病院はご飯が美味しくて、食事を楽しめるほどに回復していました。
ご飯が美味しく感じられるのって本当に幸せなことです。
心配だった便秘もようやく解消された!と喜んでいると、
代わりに陣痛がやってきました。
転院して6日目の夕方のことです。
点滴の量を減らした時点で、主治医のA先生からも
「いつ出産になってもおかしくない」
と言われていたのと、
実は、この陣痛がくる2日前にも陣痛らしきものがきていて、
子宮口も開き始めていたので、覚悟はしていました。
本当の陣痛は、2日前の「陣痛らしきもの」とは比べ物にならないほど痛かったです。
看護師さんが必死に腰を押してくれて、それだけが救いでした。
痛いのに、押されてラクになるって不思議な感じですよね。
この段階ではまだ自分のベッドにいましたが、徐々に陣痛の間隔が短くなってきて、
いよいよ分娩室へ。
ベッドごとガラガラと動かしてもらいました。
暑い分娩室
![分娩室](https://wadayan.com/wp-content/uploads/2020/12/care-928653_1280-300x200.jpg)
分娩室に入って真っ先に思ったのは、
とにかく暑い!
産まれてくる赤ちゃんが寒くないようにするために、温度を上げているそうです。
主治医のA先生の他に先生が2人、そして看護師さんも2人ほど集まってバタバタと準備が始まります。
ここでようやく張り止めの点滴が外されました。やっと腕が自由に!
先生に何度も「いきみたい?」と聞かれましたが、
いまいち質問の意味が分からず。
素直に「いきみたい、の感覚がわかりません。。」と答えたら、
「初めての出産でも、どんな妊婦さんでも、いきみたくなったら必ずいきみたいと思うから、
そう思わないなら、まだ違うんだね。」
と教えてくれました。
なるほど、そういうものなのか。
このあたりで、急いでかけつけたくまごろうが到着。
この病院では立ち合いは出来ない決まりだったので、少しだけ会わせてもらえましたが、別室で待機となりました。
「頑張ってね」ってぎゅっと手を握ってくれました。
NICUの先生や看護師さんも到着し、少し離れた場所で待機して下さっていました。
そのまましばらく経ちましたが、なかなか破水しないので、
痛みが押し寄せてくるタイミングで、
先生が指で羊膜をぎゅーーーーーと押して、人工的に破水をさせようとするのですが、
それがもんのすんごく痛かったです。
たぶん、陣痛を超える痛さです。
ところで、痛いときって普通、目を閉じますよね。
出産の時に目をつぶっちゃうと、
お腹に力が入って赤ちゃんが苦しくなるらしいです。
なので、痛くても目は開いたままがよいそうです。
(初めて出産をされる方は、やんわり覚えておくとよいかもしれません。)
私はついつい目を閉じちゃうので、
看護師さんに何回も「目を開けて!!!」と注意されてました。
静かな出産
だんだんと、「いきみたい」の感覚が分かってきましたが、
先生曰く、私の羊膜は「強靭な羊膜」だったらしく、破水までに時間がかかりました。
待機していたNICUの先生方が、一度病棟に戻ろうとしたその時、
ぱしゃーんっ。
破水しました。
水風船が割れて、中から水があふれ出る感じでした。
そのあとのことは、正直あんまり記憶にないのですが、
赤ちゃんは比較的スルっと産まれてくれたようです。
「おめでとうございます!!」
と、看護師さんの声がしただけの、静かな出産でした。
あんなに緊迫した「おめでとうございます」は今まで聞いたことがありません。
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